腰椎椎間板ヘルニアと歩む人生
腰椎椎間板ヘルニア、椎間板ヘルニアやヘルニアなんて言われることもある。
腰椎椎間板ヘルニアがどんなものかってのは、素人が書くより病院の解説を引用。(決して、書くのが面倒とかじゃないよ!)
どんな病気?
椎間板は、脊椎を構成する椎体という骨の一つひとつの間にあり、骨どうしがこすれ合わないようにクッションの役目をしています。この椎間板が変性して潰れ、一部分が突き出るかあるいはその位置から飛び出すなどして、神経を圧迫する疾患です。
突然、腰痛やしびれが起こる「腰椎椎間板ヘルニア」 | 椎間板ヘルニア | 対応疾患 | 整形外科 | 診療部門のご案内 | 東京医科大学病院
症状は?
多くの場合、突然の腰痛と、お尻の片側から足にかけて痛みやしびれを自覚し、歩行障害が起こります。数日間の安静で徐々に改善し動けるようになっても、お尻から足にかけての痛みやしびれが残り、思うように歩けないことも少なくありません。
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なぜ、足が痛む?
下肢の痛みを脳に伝えるのは主に坐骨神経とその中枢にある脊髄ですが、下肢以外のところでもこの神経のどこかに異常があると下肢の痛みとして感じてしまうのです。
電話を考えると解りやすいでしょう。電話線を途中(腰)でいたずらすると、聞き手(脳)は話し手の所(下肢)で音がしたと思うのと同じです。このように腰に悪い所があっても坐骨神経の支配域である太もも、ふくらはぎや足などに痛みを起こすのです。
どんな人がなるの?
あるデータによると腰椎椎間板ヘルニアは、健康な成人の3割、高齢者らの7割に見つかるらしい。このことから、ヘルニアがあれば必ずしも何らかの症状が現れるわけではないということです。
では、レントゲン写真やMRIの画像を見て「痛くなるヘルニア」と「痛くならないヘルニア」の見分けができるか?というと実際の所難しいと思います。
たまたま、腰や足の痛みで病院にいってヘルニアが見つかったから、ヘルニアのせいにされるだけでそれが現在の症状にどれだけ関係しているかはわからないのです。
だから、手術をして楽になる人もいれば、変わらない人、ひどくなる人がでるのです。
治るの?
引用するととても長くなるので下記のリンクを。
基本的には外科手術は行わないが改善が見込めない場合など、おおよそヘルニア患者で整形外科を受診する1割かそれ未満の人が外科手術をするらしい(以前、お医者様より聞いた話し)。
と、ここまで引用ばっかりで何も書いてないので、この辺からちゃんと書くよ!
腰椎椎間板ヘルニアとの出会い
腰椎椎間板ヘルニアになったのは、中学3年生の秋頃だった。
学校の球技大会(バスケ)で誰かとぶつかってから腰に違和感が。
最初はじんわりと痛かったのが日に日に悪化し、マッサージや痛み止めの注射、コルセットもまったく効かず。
最終的には朝起き上がるだけで激痛が走って毎朝涙目、さらに真っ直ぐ立って歩くこともままならず、高校受験も控えていたので手術に踏み切った。
手術直後から症状は全くなくなった。
ただ、下半身へ向かう神経が集まっている場所を切開して取り除いたので、わずかながら後遺症が残って左足ふくらはぎが軽く麻痺しているが、日常生活には全く影響はない。
こわくないけど、リスクは当然ある。
あと費用もそれなり。
約10年、悪夢再来か
社会人3〜4年目にして腰椎椎間板ヘルニアが再発した。
最初は「腰痛いなー」と感じ、間もなく痛みが足に移ったので「間違いない」と気付き、近所の整形外科に行ったら「腰椎椎間板ヘルニアだろう」と言われた。
「だろう」と予想レベルだったのは、その整形外科にはMRIがなくレントゲンのみで、腰椎椎間板ヘルニアと決定付けられなかった。
「手術をしても1回やるとクセになって再発することが多々ある」と言われていたので、再発自体にはそれほど驚かなかったし、今回は明らかに中学生の時より軽微だった。
そこで、処方されたのが腰椎椎間板ヘルニアの痛み止めとしては定番のファイザー社のリリカ。
これがめっちゃ高い。1月で2,000円位。でも、めっちゃ効く。
そんな感じで、リリカを飲み始めて半年くらいで落ち着いて飲まなくなった。
でも、5kgくらい太った。(副作用じゃなくて、ただの食べ過ぎかもだけど)
そして、今年
リリカを飲まなくなって半年経った今年の3月。
またもや腰椎椎間板ヘルニアの症状が再発。
今回は足よりも腰が痛い。
結婚式と新婚旅行が翌月に控えていたので、本当に腰椎椎間板ヘルニアかMRIで確認したかった。
通院となることを考え、通勤定期圏内でMRIが常備された整形外科をネットで探した。
すると、普段はイケアに行く無料シャトルバスに乗るのに下りるくらいしか用のない高級住宅街のある某駅(ここまで言ったらわかるだろうけど…)の整形外科が駅チカであった。
そこで、MRIとレントゲンの両方を撮ってもらった結果、腰椎椎間板ヘルニアで確定だった。
これ自体は予想通りで驚くことがなかったが、別の件で2つ驚いた。
1. 痛みの根源は腰椎椎間板ヘルニアではない
この整形外科は「病は気から」をまさに実践している所で(本も出してる)、「確かに椎間板が神経を圧迫しているけど、この程度であればそれ程痛いはずがない。最近何か気を使っているとか、悩んでるとか、ストレスとかはないか?」と。
当時は結婚式の準備真っ只中。
結構ピリピリしていた時期で、再発する直前に謎の40度前後の高熱が出て内科を受診したが「原因不明、お腹の風邪では?」と曖昧に終わり、整形外科に受診した時も37度台の熱がある状態で「症状からするに、それは多分精神的な方じゃないかな〜」と怪しまれていた。
事前にネットでこの病院が精神的な部分を言ってくるのを知っていたので(自分はあまり信じてなく)、「実は結婚式が…」とはあえて言わなかったが、今思えば恐らくこれだったんだと思う。
せめてもの罪滅ぼしに、先生の書いている本をご紹介。
2. MRIとレントゲンのデータがもらえた
最近の整形外科が当たり前かはわからないけど、別にお願いしたわけでもないのにMRIとレントゲンのデータを焼いたCD-Rをもらった。
家に帰ってパソコンに入れてみると、病院で見たままのもなが、ブラウザ上で画像(JPEGデータ)が見れた。
で、今回腰椎椎間板ヘルニアだと診断されたのがこの囲った部分。骨と骨の間にある黒い物体の右側がポッコリ出ている。
「こんな画像をもらった!」って書こうと思ったまま、途中で飽きて半年近くこのネタが下書きに埋もれていたんだよなぁ…
最後に
結局、「熱からくる痛みってのもあるから、とりあえず痛み止め(ロキソニン)と貼り薬(ロキソニンテープ)出すから2週間後また来て」と言われた。
そして、2週間後には熱が下がったからか、ストレスが原因だとわかって意識的に生活してたからか、ほとんど痛みが取れてこれ以降、現在に至るまでは痛みが戻ってくることもなく、まぁまぁいい感じ。
そう言えば、去年痛みを感じたのが通勤中の電車の中で身体を捻った時だったので、労災が適用されるか調べてみたがヘルニアではどうも難しいらしい。