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ソフトバンクのプリペイドiPhone 5について考える

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昨日、ソフトバンクからプリペイド式のiPhone 5が発表された。

www.softbank.jp

整備済製品ってナニ?

すべての整備済製品はAppleの厳しい品質水準を満たすため、厳格なプロセスで再整備を受けています

ソフトバンクのサイトには上記のように書かれているが、説明になっていないような…

Apple認定整備済製品とは、Appleの厳しい整備プロセスを経て販売される、新品ではないApple製品のことです。技術的な問題があって返品された一部の製品を含みますが、すべての製品に対してAppleの厳しい品質基準に沿った整備プロセスを実施しています。

Apple Certified Refurbished Products - Apple (日本)

Appleのサイトでも少し濁した感があるが、一度販売された製品が初期不良などの理由でメーカーに戻ってきて、工場で問題のあった箇所を整備(修理や交換)し、問題が起きないことをテストして再び販売される製品。外装は新しくシリアル番号を振ると書いてあることから必ず交換されるようなので、見た目で新品と整備済製品の区別はできないと思われる。

以前にApple Storeで初代iPadを購入したが、梱包や付属品は新品になっているし、2年ほど使ったがまったく問題はなく、それで定価の1~2割ほど安く買えて大満足だった。

また、プリペイドiPhoneもメーカー保証は新品同様に1年付くので、「一度問題があった機種だから、またすぐに…」と思う人にも安心である。

 

iPhone 5 16GBってどうなの?

iPhone 5は現在の6sから見ると、6→5s→5と3世代(年)前の機種となる。

Androidであれば3年前の機種はOSのバージョンアップは止まり、スペック的にも厳しい機種もあるが、iPhone 5iOSの最新版であるiOS 9.2へのアップデート対象なので少なくとも現時点での最新のOSを適用できる。

手持ちにiPhone 5が無いので自ら検証することは出来ないが、【気ままに殴り書き】(id:kminebg1110)さんの記事では、

また、iPhone 5で使用した限りで、iPhone 5s / 6 /6sがどれほどのレスポンスかわからないものの、iPhone 5の使用にてレスポンスが遅いと感じるものはありませんでした。

kenkendiary.hatenablog.com

とのことから、モッサリ感の心配も無さそうだ。

「16GBが十分な容量か?」は、その人の利用スタイル次第だが、最新のiPhone 6sにも16GBモデルがラインナップされていて、実際に使えるのは12GB程度だが、ライトな用途であれば問題はないと思われる。

容量不足の警告が出始めれば、アプリのみローカルストレージに置いて、画像や動画、音楽ファイルはiCloudをはじめとしたクラウドサービスで回避する手もある。

また、iPhoneを選ぶメリットに豊富なアクセサリがあるが、ケースや液晶保護フィルムはiPhone 5sと共通でまだ市場在庫はあるし(在庫処分価格にも)、充電やパソコンとの接続に使う端子は現役のLightningなので問題はない。 

 

んで、お得なの??

端末価格は税別29,800円(税込32,184円)で、10,000円分のチャージがされているが、契約手数料として3,000円が差引かれるので、実際に使えるのは7,000円分となる。

通話料は8.58円/6秒、パケット定額は2日が900円、7日が2,700円、30日が4,980円で、それぞれ、200MB、700MB、3GBで速度制限が掛かる点には注意が必要。

以下の計算は、新規契約、24ヶ月契約、通話なし、税別の前提で算出した(つもり)。

フルで2年間プリペイドを使用した場合

  • 端末価格…29,800円…①
  • チャージ分…10,000円-3,000円=7,000円…②
  • 365日×2年(730日)…4,980円×25ヶ月(750日)=124,500円…③
  • ①−②+③=147,300円

ソフトバンクでiPhone 6s 16GBを使用した場合

  • 月額料金×24ヶ月…8,065円×24ヶ月…①
  • 新規契約手数料…3,000円…②
  • ①+②=210,000円

通話は5分まで無料でかつ、毎月5GBまで速度規制無しに使用できる。

※月額料金に含まれている端末代のみ税込(大勢に影響なし) 

SIMフリーiPhone 6s 16GBでMVNOを使用した場合

  • 端末代金…86,800円…①
  • 月額料金×24ヶ月…1,600円(みおふぉんミニマムスタートプラン)…②
  • パッケージ…3,000円…③
  • ①+②+③=128,200円

通話は20円/30秒だが、みおふぉんダイヤル利用で10円/30秒に。

データ通信は毎月3GBまで速度制限無しに使用できる。

 

比較結果

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グラフにしてみたけれど、2年間使い続けるとすれば『MVNOiPhone 6sを購入する』のが一番安くなった。 

2年間継続利用において、通話料・毎月のパケット使用可能量・端末のモデルとプリペイドを選ぶメリットはないが、しいて言うなら、ソフトバンクWi-Fiが使えることくらいかな。

プリペイドならではとのことであれば、別途ルータを持っていたり、外でデータ通信をしない前提でプリペイドiPhone 5を着信用(7,000円分の通話…約80分)として運用するなら、ダントツでコストは下がる(2年で29,800円)。

お得な使い方といえばこのくらいかなぁ…

最後に

このiPhone 5SIMロック解除ができないので、「プリペイド分を使いきったら、ドコモのMVNOのSIMで…」ってのはできないし、テザリングも不可。

ソフトバンクからMVNOが出れば化ける可能性があるけど望み薄。

 

個人的にはここまでしてiPhoneを使うくらいなら、MVNOAndroid端末とのセット販売でいいと思うけどなぁ…最近になってようやくモバイルSuicaが使えるようになったXperia J1Cとか。

mobile.rakuten.co.jp

ASUSのハイエンドスマホZenFone 2とか。

mvno.dmm.com