電子書籍で雑誌を読むのにHuawei MediaPad M2 8.0を買った
「タブレットで雑誌(電子書籍)を読みたいから、画面が大きくて・画質のいい(ドットが細かい、高精細のことらしい)タブレットが欲しい」と嫁から言われて、色々と検討した結果【HUAWEI MediaPad M2 8.0 SIMフリーモデル】を購入した。
「ブログのネタにしたいでしょ」とのご厚意(?)により触らせてもらったので、その感想と購入までの経緯をまとめておく。
- 雑誌(電子書籍)を読むのに適したタブレットを考える
- 8インチのAndroidタブレットでのオススメはこの2台
- ディスプレイ
- SoC
- RAM
- ROM
- Huawei MediaPad M2 8.0を購入&使ってみた感想
- 最後に
雑誌(電子書籍)を読むのに適したタブレットを考える
嫁はパソコンが『MacBook Air 13インチ(非Retina)』でタブレットが『Nexus 7(2013)』を使っているが、電子書籍を読むには前者は画面が粗いし重たい、後者は画面が小さくて動きが遅いとのこと。
そこで、「画面が大きく、高解像度(高精細)で、それなりの処理能力を有するタブレット」を探すことになった。ちなみに予算は3〜4万円。
画面サイズは 8インチ
検討を始めた当初は「ほとんど家でしか使わないから」とのことで10インチ前後で検討していた。
ASUS ZenPad 3S 10 Z500M-BK32S4
Huawei MediaPad T2 10.0 Pro
Huawei 10.1型 タブレットパソコン MediaPad T2 10.0 Pro ホワイト ※Wi-Fiモデル FDR-A01W-WHITE 【日本正規代理店品】
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しかし、「帰省の時に持って帰ったり、お昼休みに使うようになるかも…」とのことで、携帯性も考えて 8インチ±0.5インチ とした。
画面解像度はWUXGA or QXGA
小説や漫画を読むのであれば高解像度(高精細)は必要はないが、雑誌だと紙面に対する文字のサイズが小さく、ピンチイン・ピンチアウト(縮小・拡大)を繰り返すのはとてもストレスなので高い解像度が求められる。
そのため、8インチであれば WUXGA(1920x1200) or QXGA(2048x1536) とした。
OSはAndroid
嫁もAndroidスマホとiPhoneの2台持ちなのでOSはAndroidでもiOSでも構わないが、iPadは直近のモデルでそれなりの容量だとそこそこするのでAndroidタブレットとし、Androidはバージョンの差が大きいのでAndroid 5.1以上とした。
Apple iPad mini 4 Wi-Fiモデル 64GB MK9J2J/A アップル アイパッド ミニ MK9J2JA ゴールド
- 出版社/メーカー: Apple Computer
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SoCはクアッドコア以上、RAMは2GB以上
発売から3年超経過しているNexus 7(2013)の「動作が遅い」に対しては、SoCはクアッドコア以上(ベンチマークのスコアが2倍以上を目標)、RAMは2GB以上とした。
8インチのAndroidタブレットでのオススメはこの2台
これまでの条件を見返してみると、妥協点はほとんどなくて結局は「8インチでコスパのいいAndroidタブレットってどれ?」ということになってしまっていた。
そして、その答えがこの2台だ。
Huawei Mediapad M2 8.0 SIMフリー
ASUS ZenPad 3 8.0 SIMフリー
エイスース 7.9型タブレットパソコン ZenPad 3 8.0 SIMフリーモデル (ブラック)ASUS ZenPad 3 8.0 Z581KL-BK32S4
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この2つのスペックシートから主な項目を抜き出してみた。
ディスプレイ
8.4インチと7.9インチで0.5インチの差があるが、それ以上に使用上の違いが大きいのは画面のアスペクト比(縦横比)だろう。MediaPad M2 8.0はワイド型(16:10)でZenPad 3 8.0はスクエア型(4:3)となる。
この違いは実際に電子書籍を表示してみるとわかりやすい(ZenPad 3 8.0の代わりにiPad mini 3)。
左側がiPad mini 3のスクエア型、そして右側が購入したMediaPad M2 8.0のワイド型。
1画面1ページで表示するとスクエア型の方が圧倒的に余白が少なく、ワイド型は上下に余白が大きく目立つだけではなくAndroidはナビバー(ナビゲーションバー)も画面の一部なのであまりワイド型は雑誌に向いていないかもしれない。
また、今度は横にして見開き表示にしてみる。
わずかではあるがスクエア型の方が余白が多いような気がしないでもないが、Androidのナビバーを考えるとあまり大差はない?
また、MediaPad M2 8.0は一般的なワイド型が16:9なのに対して16:10とわずかではあるが縦と横の差が少なくなっている。
ワイド型とスクエア型は好みの問題なので、どっちがいいとは言えないが、タブレットでYouTubeなどの動画も観たいのであればワイド型が良くて、ブラウジングや写真を見るのであればスクエア型がいいかもしれない。
SoC
MediaPad M2 8.0のHisilicon Kirin 930は、Huaweiの関連半導体メーカーのSoCでいくつかのHuawei製品に採用されている。2.0GHz 4コア+1.5GHz 4コアであるが、8コアすべてを同時に使えるわけではなく通常時は1.5GHz 4コアを使用してゲームなど高負荷時は2GHzの4コアに切り替わる。
対して、Snapdragon 650はXperia Xなどに採用されているSoCで、1.4GHz 4コア+1.8GHz 2コアの6コア(ヘキサコア)となっている。
Hisilicon Kirin 930 2.0GHz 4コアとSnapdragon 650 1.8GHz 2コアでは圧倒的に前者の方が有利に見えるが、ベンチマークソフトのGeekbenchで結果を見るとシングルスコアは後者の方が高く、トータル(マルチ)ではクアッドコアの前者が高い数値を出している。
Huawei MediaPad M2 8.0のベンチマークスコアはサイトに掲載されていなかったので、下記サイトのスコアを引用させていただいた。
Android&iOSタブレット比較2016夏:ベンチマーク&海外レビュー&仕様紹介【6~10インチ編】
また、ZenPad 3 8.0のスコアについてもサイトには載っていなかったが、同一のSoCを使用しているXiaomi Redmi Note 3のスコアを使用した。
いずれにしても目標としていたSoC性能がNexus 7 2013の2倍は達成しているので問題ないと判断。
RAM
RAMの差は2倍と大きくASUSが圧勝となるが、電子書籍を読んだりブラウジングする分には2GBでも十分と言える。
ROM
ROMの差も2倍でこれも大は小を兼ねるであるが、映画やドラマならまだしも雑誌程度であれば容量はたかが知れているし、そもそも読み放題系サービスは基本的にはストリーミングなのであまり重要でもない。
Huawei MediaPad M2 8.0を購入&使ってみた感想
最終的にはコストが決め手となってHuawei MediaPad M2 8.0をアマゾンで購入したら、純正のロゴ入りマグネットカバーのセットだった。
わずかではあるが使ってみた感想としては、動作はとてもさくさくだが、ディスプレイは綺麗に見せるのに鮮やかすぎる感じがして、動画や写真を観るにはいいかもしれないが、電子書籍を読むには鮮やかすぎるのは少し気になるかな。
プリインストールアプリはかなり少なくほぼ素のAndroidに近いが、標準ホームアプリはHuaweiオリジナル(EMUI)でAndroidではホームとドロワーが分かれているが、iOSのようにホームとドロワーが一体となっている(もちろん、サードパーティ製のホームアプリを入れることもできる)。
また、本機はSIMフリーでSo-netの0SIM(ゼロシム)を挿してみたところ、APN一覧に主な格安SIMのAPNが複数登録されており、新規登録せずに一覧から選ぶだけで通信できた。
最後に、サウンドへもこだわっていて『harman/kardon』のロゴが入っており、これまでのタブレットやスマホでは内蔵スピーカーは最大でもボリュームが小さかったり、音割れしたり、音に厚みが無かったりしてBluetoothスピーカーやヘッドホンを使っていたが、このタブレットの内蔵スピーカーであればそれらを使わなくても十分視聴に耐えそう。
Harman Kardon Onyx Studio Wireless Bluetooth Speaker
- 出版社/メーカー: Harman Kardon
- メディア: エレクトロニクス
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最後に
新しいタブレットを買ったのでこれまで使っていたタブレットは不要になった、とのことでNexus 7 2013をもらった。ベンチマークスコアは確かに低いが、arrows M03を使っているからか動作の遅さはあまり気にならない。
これまでケースを付けずに使っていたので、アマゾンでサードパーティ製のケースを購入したが1000円弱にしてはよくできている。