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モニターホンのない賃貸でもOK!訪問営業には居留守を。パナソニックのテレビドアホン購入レビュー

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引越しで部屋の広さや賃料を重視したので最寄り駅からの距離や築年数など妥協することも少なくはなかった。

妥協したうちの一部はお金で解決できることもあってその一つが温水洗浄便座。
引越し前から便座を付け替えていて、今回も温水洗浄機能のない便座だったので業者に依頼して移設してもらった(取り外し取り付けで12,000円+税)。

そして、設備面でもう一つ妥協していたのがオートロックとテレビドアホンであった。

招かれざる客への対応

引越し前はオートロックとテレビドアホンが備え付けられていたので招かれざる客(新聞やインターネットの訪問販売や宗教の勧誘など)が訪ねて来ても一方的に「興味ありません」と言って切っていた。

引越し後はこのいずれも無く『オートロック越し』と『部屋の前』では断り方にも気を使うし、音声のみのインターホンでは宅配便業者の人か招かれざる客かがこちらの呼びかけに対して相手の応答を待つ必要があって非常に億劫だし、断って潔く引き下がってくれるとも限らず、できるだけ不在を装う方向で「どうにかならないか?」と考えた。

コストを掛けずにやるとすれば、呼び鈴がなったら扉の前まで抜き足差し足忍び足で行ってのぞき穴から確認する方法だが、のぞき穴は視界が狭く特に夜は暗くてよく見えずネット通販への依存度が高い我が家ではあまり現実的ではない。

Panasonic VL-SGD10Lを購入

基本的に夫婦二人であれば何の連絡もなく自宅へ訪問してくる人はいないので、宅配業者の人か否かの判別にテレビドアホンは必要不可欠であると結論づけたが、賃貸でインターホンの交換は実質不可能なのでどどうしたものかとネットで調べているとPanasonic社のVL-SGD10Lを見つけた。

壁掛けができるモデルはこちら。

テレビドアホンは室内外それぞれに電力供給する線と映像や音声を伝える(通信する)線が必要となるが、

  • 親機(室内)の電力はAC(コンセント)+バッテリー(充電式)
  • 子機(屋外)の電力は単三電池6
  • 通信は無線通信

となっていて、賃貸にはピッタリの設置工事不要のテレビドアホンである。

裏蓋をネジ止めして設置するような作りになっているが、賃貸は穴を開けることも難しいので3M社の強力粘着テープを併せて購入した。あまりに強力過ぎて次の引越し時に剥がしたら扉の塗装も一緒に…とならないように強力でありながらも剥がす時のことも考えてこれを選んだ。

テレビドアホンは引越ししたその日から必要になるのは目に見えていたので、引越し前に購入しておき引越してすぐに設置し「これでひと安心」と思った矢先に問題が起きた。

テレビドアホン使われない問題

テレビドアホンは備え付けのインターホンの上に設置したが、備え付けの呼鈴ボタンが僅かに光っていて夜になるとそこが目立ち設置から二三日は一度もテレビドアホンが押されず、宅配業者からの不在通知がポストに入っていた。

ここで再び考えた結果、まずは備え付けのインターホンの電源を落とした(ブレーカーでON/OFFができた)。これだけでは備え付けインターホンを鳴らす鳴らないの流れで送り主に「居住なし」となって戻る可能性があったので、アマゾンや楽天、ヨドバシ・ドット・コムなど利用頻度の高い通販サイトでは送付先住所に『神奈川県川崎市○○マンション✕✕号室』の後ろに『☆インターホンは扉側です☆』とコメントを入れて登録し、モニターホンの位置も扉の覗き穴の真上に移動させた。

結果、モニターホンを確実に使ってもらえるようになって、たまに文字数が収まらなくてコメントを登録できなくても宅配業者の人は基本的に同じエリアを担当しているので書いてなくても不在通知が入っていることはなくなったし、招かれざる客が来ても応対しない(出ない・居留守)ことができるようになった。

Panasonic VL-SGD10Lを買ってよかった3つのこと

本製品は呼び鈴が鳴ったらモニターするだけではなくいくつかの機能を備えており、実際に使ってみて「この機能はあってよかった」と思ったものを3つ紹介する。

呼び鈴と同時に静止画の録画機能

本機は1回の呼鈴に対して0.5秒毎に3枚の画像を保存する機能があるので不在時の訪問者の顔と時間が帰宅後にわかり、親機のモニター下のLEDが確認するまで点灯し続けるので親機を操作して確認せずとも親機を一目見れば不在時に誰か来たかがわかり、毎日ポストに不在票が入っているかを確認する手間も省ける。

ただ、録画機能があることで宅配業者以外が来ていると多少なりとも気になるものの、用がある人なら電話番号を知っているだろうし、そうでなくてもメモの一つもポストへ入れていくだろうから招かれざる客なのだろうけど

LEDライト搭載で暗くても顔が判別できる

玄関が少し入り組んでいて外の光がほとんど入ってこないので夜は覗き穴での判別が難しい。しかし、本機は呼び鈴にLEDライトが内蔵されていてかなり強く光るので夜でもモニター越しに十分顔が視認できる。

親機を室内で携帯できる

家に一人でいてもパソコン使用中は大体ヘッドホンで音楽やラジオを聴いていてインターホンが鳴っても気付かず前の家では不在扱いになったこともあったけど、今は親機の設置場所が固定されずバッテリー駆動ができるので、一人で家にいてパソコンをしている時は手元に置いておけば気づくことができる。

最後に

取り付けたことによるデメリットはほとんどないが、しいて言えば呼鈴が鳴ってから画像が表示されるまでのタイムラグがあることだがほんの23秒なのであまり気にならない。

あとは子機の単三電池(6本)がどれだけ持つかが気になるところだが、パナソニックのエボルタだと公式サイトの情報では約1半年持つらしいが、現在はエボルタではなくアマゾンベーシックのお手頃なやつを使っているので、どの程度持ったかは追って報告するが1ヶ月経った現在でも電池残量のマークは3本中3本なので1ヶ月や2ヶ月で無くなるということはなさそう。

→ 追記:2018/3/18時点(約5ヶ月)でも電池残量のマークは3本中3本

→ 追記2:2019/4/28時点(約18ヶ月)で電池残量のマークはほぼなしとなったがまだ使えている

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本機は約1万円ととても手頃な価格なので「引越し先が賃貸でテレビドアホンがないけど、それ以外の条件はOKなんだけどなぁ〜」や「女性の一人暮らしだけどインターホンしかなくて…」という方には是非ともオススメしたい。

今回紹介していないがアイホン社の製品でもほぼ同じ機能と価格である。