天気が荒れるとついFlightradar24に見入ってしまう
昨日の東京は4年ぶりの大雪となった。
午前中は細かい雪だったので「これじゃあ、あまり積もらないな」と楽観的にいたが、午後になると雪質が変わって14時を過ぎるといくつかの路線で一部運休や遅延が出始めたので仕事を切り上げ家路についた。
17時前には帰宅して夕食には未だ早かったので「そうだ、羽田の状況でも見てみようかな」と航空ファンにはおなじみのFlightradar24アプリを立ち上げた。
当事者の方にはたまらないだろうし、大変お疲れ様でしたとの思いはあるが、それはそうと台風や大雪などで天候が荒れるととても興味深いことが上空や空港で多々起きるのでついつい見入ってしまう。
その中で「これは撮っておこう」とスクリーンショットしたものをせっかくなので今回は記事にしてみた。
一つ目は17時台。空港の着陸が追い付かず房総半島の外房をいくつもの機体がぐるぐる
何周かして到着予定時刻を大きく過ぎる可能性が出てくるとようやく着陸許可が下りる
とまぁこれはそう珍しいことではなく、ここから先が今回の大雪で興味深かったフライトになる
デルタ航空6便羽田発ロサンゼルス行は出発のため滑走路(34R)まで行くも(白線)駐機スポットへと引き返して欠航に
全日空865便ソウル・金浦行は機体除雪作業で引き返したがこちらはこの後で無事に再出発
雲があったからか時間稼ぎかはわからないが浜松周辺から蛇行して羽田へ
バニラエア922便新千歳発成田行は成田空港閉鎖で目と鼻の先まで来ていたいのに新千歳にエアターンバック(引き返し)。これはツラい…
シンガポール航空634便シンガポール発羽田行は一度着陸をトライするもゴーアラウンド。やり直して到着した後も国際線ターミナルが空かず長く滑走路で待機となっていた
チャイナエアライン106便台北発成田行は成田空港閉鎖でしばらく上空待機したが見切ってセントレアへダイバードする。その後、成田空港が再開するとダイバードしたセントレアから成田へ向けて再出発
羽田空港も22時頃に34Lが閉鎖されて着陸は34Rのみに。するとおよそ3箇所で上空旋回で待機に
最期に今回一番ワクワクして見ていたのがこれ。
大韓航空1便ソウル発成田行は成田空港閉鎖によってぐるぐる。
ただ、ラインをよく見るとやけに太いのに気付き、リプレイをしてみるとどうやら上空で(数え間違えていなければ)25回も旋回していた。
ほとんどの機体はダイバードして成田周辺にはこの一機だけがしぶとく残っていたが、最終的にはセントレアへダイバードすることとなった
この他にも羽田空港国際線ターミナルの駐機スポットが空かずに、国際線の便が滑走路上でたくさん待機していたりもしていたがスクリーンショットではわかりづらく…
Flightradar24を見る時にはLIVE ATCで航空無線を聴きながらだとより現場の緊張感や状況(スポットや滑走路など)がわかっておもしろい。
最期に、雪国育ちなので昨日の雪を『大雪』と呼ぶのは少し抵抗があるけど、まぁ冬場はカラッカラのこっちにしてはよく降ったと思う