7年前の就職活動で思っていたことまとめ
ハードディスクに大学時代に作った卒論やレポートはもちろん、就職活動での進捗をまとめたものや志望動機などが今も残っている。
その中の一つに、「就活気づきメモ.docx」なるものが入っていたので開いてみたら、「当時はこんなこと思ってたのか」と思うこともあれば「何言ってんだこいつは(自分だけど)」なんてのもあって面白かったので一部を公開(全部でA4 3枚分あるので)。
多分、公開したところで誰の役にも立たないと思うけど!
- 時代背景
- 参考にならないので注意!
- 志望動機と自己PRさえしっかりしていれば、大抵は受かる
- 企業研究は二次面接くらいまではする必要なし
- 最終面接でも落ちる
- 1日に3社以上(午前と午後1、午後2)を入れた時の疲労感がヤバい
- 滑り止めで滑り、本命に近いところが受かる
- 時事問題はその手の会社を志望しない限り特別する必要なし
- 多くの会社で選考が進めば進むほど有利になる。面接の最後に「現在の就活状況を…」って聞かれる
- 書道を習っていなかったことに後悔
- 面接直後が一番自分のコミュニケーション力を振り返るチャンス。思ったことはメモ
- 石川と東京じゃ就活の雰囲気が違う(都内はどこにでも就活生がいる)
- 東京や大阪に行くと「どうやってきたの?」とか「宿泊はどうしてるの?」って話しから始まる
- 「金沢(石川県)」って言うとウケる
- 会社説明の後にある先輩社員との座談会での沈黙…
- ありのままの自分を出したら負け
- 進路課が100%正しいわけじゃない、そもそも自分がどうしたいかは自分で決めること
- 急に印刷が必要になった場合は「ネットプリント」。最寄りのセブンイレブンへ
- 会社説明会で書くESはできるだけメモ帳に写しておく。後々の面接等で相違が出る可能性あり
- 履歴書貼付用の写真は自宅のプリンターで大量複製
- 結局は運と縁
- 最後に
時代背景
自分の就活の年がどんな時代だったかと言えば、大学3年生の夏にリーマン・ショックがあった。
1コ上の人達は超がつく売り手市場だったのが、一転して買い手市場になった。
就職氷河期突入。
この頃から株式投資をやっていて大暴落しているのをチャート越しに見て「これはやばいな」と思って、3年生の11月頃から合同説明会に参加する等、比較的スタートは早かったと思う。
そんな中、IT業界を中心に受け、比較的早い時期に内定が出て就活は終了した。
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参考にならないので注意!
これから書くことは、恐らく就活生には参考にはならないのでくれぐれも参考にはしないように。
今だから言えるのが「若かったんだな」と。
でも、景気が良くなったとはいえ、今もやっぱり就活生が苦労しているのは変わらないなぁ。
それでは、ネタと思って読んでいただければ。
志望動機と自己PRさえしっかりしていれば、大抵は受かる
最初っから「うわぁ…」って感じだけど、事実一次から二次面接くらいはあながち間違ってないし、結局限られた時間でできることは限られるから必然的に取捨選択になる。
業界を絞っていれば使い回しがきくことが多い。
企業研究は二次面接くらいまではする必要なし
最初のうちは入念に準備をしているけど、次第に何社か通過し次のステップに進むと時間が足りなくなってくる。
なので、一次の足切りで無慈悲に切られる可能性がある所で企業研究なんてやっても無駄になることが多かった。
まぁ、やってないんだけどね。
最終面接でも落ちる
そりゃそうだよね。
就活の口コミを書くような掲示板で「ここの最終は形だけ」みたいなことが書いてあったから、特に対策もせずに行ったら落ちたことがあった。どうなってんだ。
1日に3社以上(午前と午後1、午後2)を入れた時の疲労感がヤバい
金沢から東京に出てきて就活をしていたから、本命の企業だけ受けるのはもったいないから「とりあえず」で予定を入れると、たまに1日に3社入ることがある。
そうなると、午後2はもう「まだ終わんないのかな」ってずっと思ってた。
でも、帰りの夜行バスではよく寝れたから許す。
滑り止めで滑り、本命に近いところが受かる
これもそんなもんだよね。向こうもプロだからちゃんと見てる。
惰性で説明会を入れたり、これは無理だなと思ってエントリーしたとこは大体最初のうちにダメになる。
時事問題はその手の会社を志望しない限り特別する必要なし
業界の問題だろうけど時事問題なんて聞かれたことなかった。
もちろん、新聞なんかも読まなかった。日経ビジネスは面白くて読んでたけど。
多くの会社で選考が進めば進むほど有利になる。面接の最後に「現在の就活状況を…」って聞かれる
これって聞いて良いんだっけ?任意回答なんだっけ?よくわかんないや。
でも、馬鹿正直に答えてた。
同じ業界ばかり受けて、二次くらいまで通ってる所のストックを5個くらい持っていたし、志望順位すら言ってた気がする。
定番は「3番目は××社ですが、1番と2番は○○社と御社で迷ってます」。
1番というと嘘臭いし、2番って言うと心境を悪くされても困る。
で、進捗状況を伝えたところは大体通過してた。
書道を習っていなかったことに後悔
字が汚くて落とされることはまず無いだろうけど、やっぱり字がキレイな方が印象が良いのは間違いない。
これは未だに後悔している。
面接直後が一番自分のコミュニケーション力を振り返るチャンス。思ったことはメモ
面接対策も一切やらずに即本番だった。
一番最初にした面接が本命に近いところで当然一発で撃沈。
それ以降も練習はせずに志望順位の低い所の面接を練習に使って、そこで気付いたことは改善して本命に挑んでた。
石川と東京じゃ就活の雰囲気が違う(都内はどこにでも就活生がいる)
石川で就職する気がなかったから東京で就活していた。
絶対数が多いので当然だけど、東京に来ると回りに就活生がウジャウジャ。
次の説明会や選考までの時間潰しに入ったカフェでもウジャウジャ。
「みんなやってる、自分もやらなきゃ!」って気持ちが長続きした。
東京や大阪に行くと「どうやってきたの?」とか「宿泊はどうしてるの?」って話しから始まる
そんなに珍しくはないはずだけど、地方から都会に行けば「どうやってきたの?」とか「今日帰るの?」、「ビジネスホテル?マンスリー?」、「東京の電車って難しいでしょ?」なんてネタが大体最初に来てた。
限られた時間で出来るだけここで時間を使いつつも、あまり引っ張らない程度に。
「金沢(石川県)」って言うとウケる
「へぇ〜金沢から来たんだ」「はい、金沢へは行ったことありますか?」で数分雑談するのもまた、よくやる面接対策の一つだったなぁ。
結構、2〜3年以内に行っている人は多い感じ。
今は北陸新幹線開通で羨ましい。
会社説明の後にある先輩社員との座談会での沈黙…
先輩社員との座談会は特に聞きたいことが無かったし、一番無駄に感じた時間だった。
結局、その人次第、その部署次第の部分が大きすぎて、それを参考に企業選びなんかできないし、鵜呑みにもできないし。
今では自分が先輩社員として出る立場になったけど、やっぱり言ったことのすべてを就活生には信じて欲しくないなと思う。
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ありのままの自分を出したら負け
嘘はよくないけど、でもちょっと盛るのは…ね。
企業も就活生もお互い様。暗黙の了解だよね。
進路課が100%正しいわけじゃない、そもそも自分がどうしたいかは自分で決めること
昔から人の言うことを聞かない子だったね。
急に印刷が必要になった場合は「ネットプリント」。最寄りのセブンイレブンへ
当時はエントリーシートのパソコン作成がOKとNGが半々くらいで、字が下手な自分はパソコンで作成OKのところはすべてパソコンで作っていた。
ただ、都会に就活へ来ていると、パソコンで作った履歴書の印刷ができないので富士ゼロックス社の「ネットプリントサービス」には本当にお世話になった。
指定のサイトにアップロードすれば、コンビニからプリントできた。料金も確か通常のコピー+10円位じゃなかったかな。
会社説明会で書くESはできるだけメモ帳に写しておく。後々の面接等で相違が出る可能性あり
会社説明会とか一次選考くらいで書いたことはそうそう覚えてない。
よくやってたのがその会社の1番人気のある事業ではなく、3番目くらいの事業を書く。
例えば、航空関係のシステム会社だと一番人気は飛行機の運行管理をやってるところ。でも、自分はそこで部品の在庫管理システムに興味があるって書いた。何となく企業研究してます感が出るんじゃないかと。
専攻が経営工学なので嘘ってわけでもないのだけど、こんな書き方をしているとどうしてもどこを書いたか思い出せなくなってしまう。
あと、履歴書のコピーは言うまでもなく必須。
履歴書貼付用の写真は自宅のプリンターで大量複製
何十社とエントリーしてると履歴書に貼付する写真が足りなくなり、その都度スピード写真機で撮るとお金がかかるので、1度撮ったものをプリンターでL判写真用用紙を使って大量に複製していた。
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シールタイプとは便利な時代だ…
結局は運と縁
そう、結局は運と縁。
落ちたら運が悪かった。終わり。
最後に
金沢から東京に出て就活に使った費用は約30万円。
交通費の他に宿泊費(一時期はマンスリーもあった)も含んでる。
でも、この30万を払って東京に出てこれたんだから安い投資だったと思うし、就活が恐らくは人生で最後の都会へ出るチャンスだったので一切無駄になったとは思ってない。
そうそう、SPIは致命的にダメだったけど、このCABとGABだけはパズルを解いてるみたいで得意だった。
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以上、参考にしないようにね。