上京して初めて知った、加湿器の大切さ
※ブログの記事整理に伴い、メインブログから移動
上京して驚いたことのトップ5に入っているであろう、「冬は天気がいい」こと、そして「湿度が低い」こと。
以前にも紹介したが、冬の東京と金沢では日本海側と太平洋側特有の気候の違いがあって、未だに慣れない部分がある。
味方でも敵でもある湿度
冬の日本海側は雨と雪が多いので湿度はそれなりにあって、実家が安普請なのもあるが加湿器とは無縁で、むしろ冬でも除湿機が必要なくらいだった。家事の中で天気に左右される『洗濯』は、干すのに適した天気にはなかなか恵まれず、半日外干しできても半乾きで乾燥機に入れるのは日常茶飯事だった。
しかし、太平洋側に出てきて一変した。
1週間のうち5日かそれ以上は天気がいいので、洗濯するタイミング(いつも金土日の夜)がズレることは少なく、(残り湯を使う都合上)夜に干して夕方に取り込めば確実に乾いている。
「どうも今夜から明け方にかけて天気が怪しいぞ…」って日にも、湿度が低いので部屋干しで乾いてしまう。
(それがわかっていたはずなのに、)引っ越してからヒートポンプ式のドラム式洗濯乾燥機を買ったが、出番はもっぱら梅雨の時期で冬場はほとんど無い。
洗濯においては低湿度の恩恵を受けているが、身体にとっては弊害を受けていて、体質が日本海側仕様になっていて冬場の低い湿度に適応できないのか、大体この時期(12月上旬)になると体調を崩す。
加湿器を購入するも…
そこで、上京した年の冬にこれまで縁もゆかりもなかった加湿器を購入することにしたが、加湿器はベストな選択がなくて必ずメリットとデメリットがある。
スチーム式
最初に購入したのは『スチーム式』で、三菱重工が作っていて当時はビーバーシリーズだった。
三菱重工 加湿器 蒸発式 ピュアホワイト SHE35LD-W
- 出版社/メーカー: 三菱重工(MITSUBISHI)
- 発売日: 2014/09/12
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
この時は1Kの部屋に住んでいて、部屋も狭かったのでこれで十分足りていた。
しかし、引っ越して部屋が1Kから1LDKになって、就寝時以外は部屋の仕切りを開けているので16帖にもなり、完全に力不足となってしまって新しい加湿器を探した。
超音波式
家電量販店はもちろん、雑貨屋やホームセンターでもよく売られている『超音波式』。
「よく加湿されてるなー」ってのが目に見えてわかる、モクモクと勢いよく出ていて、かつ安価であることから「まぁ、安いからモノは試しに…」と購入した。
APIX 超音波式アロマ加湿器 【SHIZUKU touch+】 タッチパネル・OFFタイマー機能搭載 ピュアホワイト AHD-015-WH
- 出版社/メーカー: アピックス
- 発売日: 2015/08/01
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
これで部屋の湿度は一気に50%台をキープできるようになったが、デメリットが目に付いた。
調整次第では水浸しになる
超音波式はスチーム式と違って水の粒子が大きいので、放出する量が多いと空気中に溶け込めずにそのまま床に落ちて水浸しになる。
慣れてくれば「大体この辺だ」って調整できるが、慣れとは怖いもので就寝前に灯りを点けずにセットしたら、朝起きてみると部屋が霧がかった状態になって床一面が水浸し、枕元にあったスマホも画面はびちゃびちゃになっていた(防水仕様だったからよかったが)。
理由は「つまみが『強』になっていた」ことで、完全に自己責任ではあるが、現在の湿度から最適な加湿量を算出するような機能は欲しかった。
水アカが付く
ものぐさかつ平日の日中は仕事で家を空けていると、どうしても加湿器の手入れが厳かになってしまい、気が付くと底に水アカが付いていたり、何かよくわからないものが浮いていたりする…
超音波式は水をそのまま飛ばすので、スチーム式のように煮沸消毒されないので、抗菌カートリッジは定期的に取り替えていたけど、不衛生な感じが拭えなかった。
APIX 加湿器【SHIZUKU(3.3L)】用抗菌カートリッジ ACA-002
- 出版社/メーカー: アピックス
- メディア: ホーム&キッチン
- 購入: 2人 クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
加湿器病なんてのもあるしね。
加湿器病とは、正確には「過敏性肺臓炎」と言いますが、加湿器から放出される細菌やカビなどの微生物を長期にわたって吸い込んだ場合に起こるアレルギー性の肺疾患です。咳や発熱、全身倦怠感などの症状が現れ、重症化すると呼吸困難に陥ることもあります。
カルキが部屋中に
超音波式を常用していると窓ガラスや冷蔵庫、テレビ、炊飯器などに薄っすら白い粉のようなものが付いていることに気づく。
この正体は水道水の中に含まれる殺菌や消毒に使われているカルキ(塩化石灰)で、水道水をそのまま飛ばすので窓ガラスなどに付着し、水分が抜けるとこのカルキだけが残り部屋中に白っぽい粉が付く。
それでも去年・一昨年と2シーズン使ったが、今年はまだカートリッジを買っていないのと、どうにも衛生面から使い続ける気がおきずに超音波式は出していない。
新しい加湿器へ
今年はとりあえず就寝時に部屋を締め切って、スチーム式だけで過ごせないかと思ってやってはみたが、(湿度の問題かは定かではないが)夫婦揃って同時期に風邪っぽい症状(喉の痛み、咳)が出て、「やっぱり加湿器はないと駄目だ」と思い、今の家に合わせた超音波式以外の加湿器を購入することにした。
そんな訳で、候補としていくつかあるけど、もう少し調べてからできるだけ早いうちに買わないと。
- 頻繁な手入れ不要(≒超音波式除く)
- 洋室16帖以上に対応
- 急速での加湿に対応
- 湿度の自動調整機能搭載
- 予算は2万円くらい
条件としてはこんなところかな。