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寝台特急サンライズ出雲が人気があり過ぎてチケットが取れない件

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photo by takeshisz

とある事情で、島根・鳥取方面に用事ができ、「一度乗ってみたい!」と思っていた『サンライズ出雲』に乗れるチャンス到来!

予約開始の1ヶ月前から3日ほど過ぎてはいたが「所詮は寝台でしょ〜」なんて思いながらみどりの窓口へ向かったが「サンライズ出雲は既に全席完売で空きはゼロです」との結果に終わった。

 

サンライズ瀬戸・出雲とは

そもそも、サンライズ瀬戸サンライズ出雲とは何かというと…

東京と高松・出雲を結ぶ寝台夜行列車

飛行機や新幹線の普及により寝台夜行列車の運行本数が年々減少しているが、サンライズ瀬戸・出雲は未だに高い人気の寝台特急で、今年のダイヤ改正北斗星(東京⇔札幌)が定期から臨時列車になった後はJRで唯一の定期寝台列車となる。

2016年3月20日、札幌を出発する列車を最後に寝台特急カシオペアが廃止され、青函連絡トンネルが開業した1988年以来、本州と北海道を結んできた夜行列車は完全に姿を消すことになる。それは同時に、誕生以来の伝統であった機関車牽引の夜行列車が姿を消し、日本の夜行列車は東京と山陰、四国を結ぶ電車寝台特急サンライズを残すのみとなったことを意味する。

toyokeizai.net

東京と出雲(出雲市駅)を結ぶ『サンライズ出雲』、東京と高松を結ぶ『サンライズ瀬戸』は、繁忙期を除いて1日1往復の寝台特急岡山駅にて上りは連結、下りは切り離す。

豪華な内装設備でシャワー付き

サンライズ瀬戸・出雲の人気の背景には列車の内装設備をハウスメーカーミサワホーム)と共同しており綺麗で機能的。

JR西日本JR東海が共同開発し、車内は住宅メーカー・ミサワホームと共同で設計した。寝台はすべて個室で、木のぬくもりを生かしたインテリアに。「サンライズツイン」「シングルデラックス」、運賃と指定席料金だけで利用できる「ノビノビ座席」など多様な設備を持つ。

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シャワールームも付いていて6分320円のチケットを買うと、寝る直前にシャワーを浴びれるのは高速バスにはないメリット。 

片道12時間で価格も1万円台半ばと魅力的

サンライズ出雲の下りは東京発が22時で、終点の出雲市駅に到着するのが翌朝10時数分前の約12時間の旅となる。

料金は席(部屋)によって大きく異なるが、一番安いノビノビ座席15,750円は寝台車料金が掛かっていないので、その他のプラントより6,000円以上安くなっている(シングルだと22,790円)が、フルフラットなので横になって眠れる。

寝台列車=高級のイメージがあるが、サンライズ瀬戸・出雲はリーズナブルな料金から乗車できる。

 

サンライズ出雲以外での鳥取・島根(from東京)へのアクセス

サンライズ出雲以外に東京から鳥取・島根方面へ向かう手段を考えてみた。

飛行機(JALANA

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飛行機は普通料金だと約35,000~40,000円になるが、特割などを使うと15,000~20,000円で購入できる。また、宿泊先も特に決まっていなければANAだと旅作、JALだとJALダイナミックパッケージ、また各航空会社のネット限定プランなどから申込むことで往復+宿泊で40,000円以下となる。

 

 

但し、出雲空港へはJALのみ、鳥取空港米子空港へはANAのみとなっており、サンライズ出雲と同じような時間に着くには朝1番の7時前後の便となる。朝5時起きは確実。

夜行バス

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photo by rapidliner

夜行バスの選択肢もある。

高速バス大手のWILLER EXPRESSだと3列独立シートで10,000円前後と安いが約12時間掛かる。個人的には東京⇔金沢の7時間すらキツいので12時間はちょっと…

新幹線+特急

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東海道新幹線岡山駅まで向かって山陽(岡山)から山陰(米子)へ向かう伯備線の特急に乗る手もある。

一番早く着くように移動したとしても、東京駅6時30分発のJR新幹線のぞみ5号・博多行に乗車し、岡山駅でJR特急やくも7号・出雲市行に乗り換え、出雲市駅に到着する頃には13時頃となってしまい料金も20,000円を超える。

サンライズ瀬戸+特急

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photo by tirol28

サンライズ出雲出雲大社へ行くのに女子率が高いらしい。

そのサンライズ、実は女子に大人気で、ネット上では女子の乗車率7割といった書き込みも。週末ともなると、午後10時の出発前の東京駅9番ホームは、ワインとつまみを買い込んだ女子であふれ、乗車後はあちこちで女子会が始まるらしい。

www.nikkan-gendai.com

高松行きのサンライズ瀬戸は、高松と成田でLCCが飛んでいるのと、女子が出雲に殺到する理由はあっても高松へは…道後温泉?ってなわけで空いている可能性がある。

すると、サンライズ瀬戸に乗って、岡山駅伯備線の特急やくも1号に乗れ継げば米子に9時15分頃着くので、時間的には十分ゆとりがあるかなと。

 

こうやって並べてみてもサンライズ出雲は、時間・コスト・快適性のすべてにおいてちょうどいいバランスを取っているように思える。

 

最後に

「金曜日の夜出発なら難しいかな?」と思っていたけど、まさか木曜日の夜出発すら1席も取れないとは予想外だった。出雲大社遷宮だって終わってるのに…卒業旅行シーズン…だから?

それはそうと、こうやって電車で乗り継ぎを調べたり、飛行機と電車を組み合わせたりして、トータルでのコストや時間を出してみるのはまさに旅行の醍醐味。むしろ、旅行当日は答え合わせでしかないと言っても過言ではない。

あぁ、、乗りたかったなぁ…サンライズ出雲