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独身の日に買った2in1タブレットTeclast TBook 16 Proが想像以上に良くて驚いた

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アメリカの感謝祭(11月第4木曜日)の翌日金曜日がブラックフライデー(クリスマス商戦)であるように、中国では11月11日の『独身の日(光棍節)』は消費が活況となりネットでは大々的なセールが行われる。

中国を拠点とするネット通販サイトのGearBest.comは日本へも無料配送してくれるので(日本語は不可)たまにチェックしており、平時でも十分割安だが独身の日のセールは更に魅力的な価格設定で思わずポチッとしたのが【Teclast TBook 16 Pro】だった。

 

※上記はTeclastの別モデルです

Teclast TBook 16 Proの5つの魅力

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中国のメジャーなパソコンやスマートフォンメーカーには、LenovoHUAWEI、Xiaomiなどあるが、Teclastは完全に初耳でネットで調べてもほとんど情報が見当たらなかった。そんなメーカーでもポチッてしまった5つの魅力が【Teclast TBook 16 Pro】にはあった。

 

魅力その1 Windows & Androidの2in1タブレット

TBook 16 Proは、1つのタブレットで2つのOS(Windows 10とAndroid 5.1)が動作する2in1タブレットである。

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巷では「パソコンがなくてもスマホがあれば大丈夫」と言う人が増えてきているそうだが、自分はブログを書くのにソフトキーではない物理キー(キーボード)が必要で、母艦がMac miniだとベッドやソファー、外出や帰省などしているとブログの更新が滞るのでクラムシェルのパソコン(ノートパソコン)が必要。

だが、必ずしも「タブレットWindowsタブレットが正解である」とは言えず、Windowsはタッチ操作を前提とした設計になっておらず専用キーボードとドッキングしてクラムシェル型で使う場合はWindowsの方が扱いやすく、逆にAndroidはタッチ操作を前提に設計されているのでタブレット本体だけで使う場合はAndroidの方が扱いやすい。

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つまり、ブログを書いたりオフィスソフトを使うならWindowsだけど、YouTubeやソーシャルを見るのであればAndroidの方が扱いやすく、用途に応じてOSを切り替えられるメリットは大きい。

 

魅力その2 専用キーボード付き

TBook 16 Proがタブレット単体の専用キーボード別売りだったら購入しておらず、セットになっていた(1 Buy 1 Free)からこそ購入を決断したと言える。なぜなら、これまでBluetoothキーボードではなかなか思い通りのものに巡り会えなかった過去があるからだ。

Androidタブレットでブログを書こう」とエレコムのコンパクトBluetoothキーボードを購入したがキーピッチが狭すぎてブログを打つのはつらくなり…

 

その後、LogicoolBluetoothキーボードを買ったが数多のタブレットで使えるようにサイズが大き目で、タブレットを支えることによって浮いてしまわないようキーボードにおもりが入っていて、とてもキーボードを持ち歩く気にはなれなかった。

 

この経験から専用キーボードへの憧れが強くなってSurfaceを検討したこともあったが、タブレットを買い換えると追加購入したキーボード(そこそこする)も買い換えなければならず見送った過去がある。 

 

しかし、TBook 16 Proはセールで1 Buy 1 Freeの「タブレットを買えば専用キーボードがタダでもらえる」ことから「あくまでもキーボードは付属品だ」と自らを納得させた。

ちなみに個人輸入すれば当然だが英語(US)キーボードなので、【Enter】が横長だったり、【変換】・【無変換】・【半角/全角】キーがなかったり、【@】の位置が【P】の右ではなく【2】の位置でシフトを押して入力など細かな点で異なる。

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Apple Keyboard テンキー付き -US MB110LL/B

Apple Keyboard テンキー付き -US MB110LL/B

 

 

魅力その3 スペックは必要十分

OSが軽くなって低スペックなタブレットでも動くようになったWindows 10でも、BayTrailのAtom(Z3735F)のタブレットでは力不足を感じた。しかし、TBook 16 ProはCherryTrailのAtom(x5-Z8300)となって、この差はベンチマークソフトによってまちまちなが確実に良くなっている。

www.itmedia.co.jp

また、メモリが4GB、ストレージが64GB eMMC、ディスプレイが11.6インチのフルHD(1920x1080pix)IPS、USB 3.0対応となっており、特筆すべき点があるわけではないがWindowsタブレットとして使うのには困らないレベルである。

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魅力その4 デザイン

タブレット本体だけを見ると可もなく不可もなくのよくあるデザインだが、専用キーボードをつなげると林檎マークのアレによく似ている。そして、ボディもアレを意識しているからプラスチック系素材ではなく金属系素材でしっかりした作りとなっている。

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タブレット本体にはmicroUSBメスの端子が1つあってUSB機器を接続する場合は付属のMicroUSBオス⇔USBメスの変換ケーブルを使わなければならない(別途DC INがあるので充電しながらUSB機器を使うことはできるが専用ケーブルを持ち歩かなければならない)。しかし、専用キーボードには2つのUSB端子があるのでタブレット本体のMicroUSBで充電しながらUSB機器を2つ使えるのは便利だ。

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魅力その5 価格($199USD ≒ ¥22,000 JPY)

これまで4つの魅力を書いてきたが、最大の魅力は価格である。

これがなんと$199 USD(クーポン適用で$198.79 USD)でPayPalで支払いをしたが21,965円だった。

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大切なことなのでもう一度言おう、21,965円だった。送料は無料。

スマホタブレットは安くてもそこそこのモノが手に入るようになってきたが、それでも日本国内で22,000円以下でこのスペックの新品を手に入れるのは難しいだろう。

コスパ最強』とはまさにこのことではないだろうか…

 

購入から到着まで

GearBestは配送無料だと商品購入から到着まで1ヶ月掛かることも珍しくないらしいが、配送方法選択時に無料配送でも1週間程度で到着するようだったのでExpressにせず無料配送を選んだ。

3日後に『発送しました』の連絡がメールで来て、運送業者にJP POSTと書いてあるからてっきり日本郵便が持ってくるものだと思っていたが購入して1週間後、佐川急便から謎の不在通知票が入っていたので再配達依頼をして荷物を受け取ると日本ではなかなか見ない梱包でJP POSTの文字が…

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二重にも三重にもなった頑丈なビニールの袋をビニールテープでぐるぐる巻きにしてあって、中身にたどり着くのにも一苦労…

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左側がタブレットの箱だがマザーボードの箱のように見えるのは自分だけ…?

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数時間使ってみた感想

中国の通販サイトで中国メーカーのタブレットを購入したが、初期の言語設定は英語になっていてAndroidWindows 10も日本語に変更できるので問題なく使える(英語キーボードではあるが)。

プリインストールアプリはほとんど入っていない素に近い状態で、寧ろAndroid側はもう少しGoogleのアプリ(Chromeやドライブなど)を入れておいて欲しいくらいだった。

動作はCPUがCherryTrailでRAMが4GBあるのもあって、少し前に流行ったBayTrailのAtom(Z3735F)にRAMが2GBと比べればかなりサクサクになっている気がした。 

 

数時間使ったくらいでは気になる点は少ないが、OSの切替に掛かる時間が思っていたより長かったのと、クラムシェルにするとそこそこの重量になった(約1.5kg)。

あとは、キーボード上にある画面とキーがぶつからないように付いている四隅のゴムがなぁ…せめてシルバーにするなど目立たないようにして欲しかった。

 

最後に

2万円ちょっとでこのスペックのタブレット(パソコン)が手に入るようでは、日本のパソコンメーカーが次々とパソコン部門を切り離したり身売りするのも仕方ないと感じ、もはや『中華タブレット(笑)』と嘲笑できるレベルではなくなってきている。

とまぁ、褒めては見たもののまったく不満がないわけでもなく、製造中か梱包中に付着したと思われる指紋が薄らと見えたり、MICと書いてある位置にマイクの口がなかったり、DC INの端子が心許なかったり、擦れのようなものがあったりはしていた。

ただ、何度も言うが約2万円であればこんなことは些細な問題でしかないだろう。

www.gearbest.com

我ながら(?)とてもいい買い物だった。