【体験談】ドコモで機種変更時に『下取りプログラム』を考えている人への注意喚起
注:本記事は2017年1月10日執筆につき当プログラムの内容が変更となっている可能性があるため、最新の情報についてはドコモショップや家電量販店などでご確認ください
この前の三連休(1月7〜9日)にスマホを機種変更をした。
しかし、その時に利用した『下取りプログラム』でこっち(自分)とドコモ(店頭)でひと悶着あったので、その話をここにまとめておき同じように考えている方の参考になれば、と。
下取りプログラムとは
下取りプログラムはドコモだけではなく、auやソフトバンクでも同様のサービスがあり、回収した端末についてはケータイ補償サービスなどの部品として再利用される。
下取り申込み機種は当社にて処分あるいは内部データリセット等を行ったうえで、ケータイ補償サービスの交換用携帯電話機の部品等として再利用させていただきます。
また、近年はお上からの指導により携帯電話端末の大幅な値引きができないのに加えて、ここ2〜3年でスマホの性能も良くなってきていて「まだ使えるから」「特に不便していないから」と定価で10万円近くするスマホを2年以上使う人が増え、業界全体として出荷台数が減少傾向となっている。
端末代金の割引販売ができず、端末買い替えのサイクルが長くなる中でキャリアが打ち出した施策の一つがこの『下取りプログラム』で、中古市場の買取相場より高めに下取価格を設定することで、新規契約や機種変更のコスト(支払い)をトータルで下げユーザに買い替えを促すという狙いがあった。(とは言え、下取りも総務省から何度か指導が入っている)
下取り価格、中古市場を大きく超えれば……
携帯電話の購入時、それまで使っていた端末を下取りする、というキャンペーンがここ数年、国内の携帯大手キャリアは実施してきた。こうした取り組みはどうなるのか、ドコモやMVNOによる意見を受け、総務省は「中古市場の一般的な買取価格をいちじるしく上回る場合は、実質的な購入補助にあたる」との見解を示して、ガイドラインに追記した。
機種変更時に他社端末でも下取りするドコモ
旧機種の下取りで新機種の代金を割引する下取プログラムだが、その条件がドコモとau・ソフトバンクでは少し異なる。
auの下取りプログラム
auの当該プログラムのページでは『今お使いの』と記載してあることから、前の前に使っていた端末や中古市場で買った白ROMなどは対象外。あくまでも機種変更直前にauで契約していた機種であることが条件となっている。
ソフトバンクのタダで機種変更キャンペーン
ソフトバンクも同様で『機種変更前の機種を当社で購入いただいていること』とあるので条件としてはauと同じであると読み取れる。
ドコモの下取りプログラム
ドコモの当該プログラムのページの【適用条件】には、『現在契約(ご使用)中』や『ドコモから販売した』などの記述はない。
ただ、【ご注意事項】の ※6 に『ドコモオンラインショップでのお申込みについて(中略)機種変更・契約変更の場合、自回線の機種購入履歴に下取り対象機種であり、かつ上記「下取り対象機種および下取り価格・下取りポイント」の一覧表にてお知らせしている機種のみお申込みいただけます。』とあるが、今回は店頭販売なのでこの条件は適用されない。
auとソフトバンクが機種変更前に使っていた機種のみしか下取りの対象としていないのに、ドコモは機種変更前に使っていたかは関係なく(ドコモオンラインショップを除く)下取りの対象となっている。
隠れていた条件にて店頭でひと悶着
前置き(下取りプログラムの説明)が長くなったが、ここからがようやく本題。
機種変更するきっかけと実質負担金
まもなく月々サポートの2年が終了するのと併せて、妻が「最近、Xperia Z3 Compactの電池持ちが悪い」と言っていて機種変更のキャンペーンを調べてみると3連休最終日までの【冬のおとりかえ割】(5,148円引き)と今月末までの【家族まとめて割】(5,148円引き)の2つが適用できそう。
機種はこれまで同様にSONY Xperiaシリーズで、Xperia XZだと実質負担金は27,216円(冬のおとりかえ割は支払総額で適用済)。
下取りプログラムを適用すれば、自分はiPhone 5s docomo版(家族が機種変更後不要になった)で15,000円、嫁は新品同様でヤフオクで買ったXperia Z3 Compact(SO-02G)で22,000円で下取り。
そして、家電量販店で一括購入すれば70,000円超の10%ポイント還元は頭金や機種変更の手数料を差し引いてもプラスで、最新機種のXperia XZ(SO-01J)を買っても実質負担金は5,000円(妻)と12,000円(自分)におさまることから機種変更に踏み切った。
某家電量販店にて
3連休初日(土曜日)の某家電量販店携帯売場。
実物を見てどのカラーにするか選んでいるとすぐに店員が話し掛けて来たので、
- 在庫の確認
- 2つのキャンペーンの適用可否
- 契約のない端末の下取りプログラムの適用可否
を確認すると、1の在庫の確認と2のキャンペーンは2つとも即OKだったが、2の下取りプログラムは「詳細を確認する」とのことで調べてもらい、OKとのことで機種変更の手続きを始めた。
順調に機種変更の手続きが進む中で、下取りプログラムの話しになったところで…
店員「下取りプログラムで下取りする機種はどれですか」
自分「自分が iPhone5s で嫁が Xperia Z3Cです。予め言っておきますが、どちらもドコモとの契約した過去はありませんが、先程それでもOKだと確認してもらっています」
店員「…少々お待ちください」
(数分後)
店員「お待たせしました、それではiPhone 5sの方についてご家族の方の名前と電話番号を教えてください」
自分「??なんで、その情報が必要なんですか?」
店員「システム上その情報がないと先に進めないのでお知らせ頂く必要があります」
自分「iPhone 5sは家族なので連絡先をお知らせできますが、Xperia Z3Cは白ROMで買っているので購入者(本来の契約者)はわかりませんが」
店員「それでは下取りはできません」
自分「納得できません。ドコモの下取りプログラムのサイトを開いてください……ここに『ドコモオンラインショップで、機種変更・契約変更の場合、自回線の機種購入履歴に下取り対象機種であり』とはありますが、店頭だとこの条件は適用されませんよね?」
店員「そのように読み取ることも可能ですが、システム上は購入者の情報がなければ登録できず先に進めませんので」
自分「それが納得できないといってるんですが、、そもそも、機種変更でも他社さんの端末も下取り対象となっていますよね?auやソフトバンクの端末だったら他社さんに電話でもして本当か確認するんですか?そんなこと絶対に教えてくれませんよね?」
店員「ドコモに確認しましたが、下取りプログラムは3つのパターンがありまして『1.自回線の機種で購入履歴があること』『2.自回線以外のドコモ端末は購入者の同意が必要』『3.他社の機種』で、仰られた3の他社の機種であれば購入者の情報などは必要ありません」
自分「そんなこと(3つ条件)はサイトにはひと言も書いてませんよね?まったく納得できませんが、システム上できないなら諦めます。ただ、iPhone 5sは連絡先の情報を教えるのでお願いします」
店員「先程、お名前とお電話番号と言いましたが、その他に紙での同意書等が必要になるようです」
自分「…もういいです、下取りなしで進めてください」
以上。
既に下取りの話になった時には契約も後半に差し掛かっていて、今さら「じゃあいいです。機種変更しません」と言う気にもなれず、渋々下取りを諦めることにした。下取りプログラムが利用できなかったとしても、秋葉原の中古買取ショップでは1〜2割引きで買い取ってくれるから「それでもいいや」と。
ただ、今回の一件は未だに納得がいってないのもまた事実。
auやソフトバンクのように明確に『これまで使っていた端末』とわかるような記載もなければ、自社で販売した端末はあれこれ条件があるのに、他社で販売した端末はスルーで下取りすると言う…すぐにでも改善していただきたいな、との思いと共に変更点がわかるように魚拓を撮っておいた。【魚拓】キャンペーン : 下取りプログラム | NTTドコモ
最後に
ひと悶着あったが何とか機種変更を終えて、手元にはピカピカのXperia ZX(SO-01J)。
下取りできなかった端末はどちらも翌日秋葉原の中古買取ショップで下取りプログラムと同額まではいかなかったが、納得できる価格で買い取っていただけた。
そして、散々な目にあったがフレッツ光からドコモ光に切り替えた(ISPはそのまま)。
5,000円の量販店の商品券にdポイント5,000pt、そしてシェアパック10が毎月1,200円引きとなってこれまでと同様に使えるとのことなので…始まる前に調べてからはノーマークだったので説明してくれた店員さんの言葉をほぼ鵜呑みににしたが…良かったよね?ちょっと調べたら「ドコモ光にすると遅くなった」ってのがあったけど、最近はフレッツでも夜だと下りが2〜3Mbps(上りは100Mbps)なことが多々あるしなぁ…
MVNOに移るのが遥かにおトクになるのはわかっているけど、今使っているMVNOのSIMはどちらも使いたい時間(平日の8〜9時と12〜13時)は明確にMNOと比べると圧倒的に違うからどうにもなぁ…
Xperia XZのレビューは既に今回購入を検討するにあたって調べると結構な数が出てきたので特に予定はしていないけど、カメラ性能くらいはやろうかな〜そんな感じ。