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Xiaomi Mi Notebook Air 12.5を買った【開封・短期レビュー編】

前回は購入編で「なぜ、Xiaomi社のNotebook Air 12.5を選んだのか」を書いたが、今回は届いてからやがて1週間使ってみてどうだったかの感想の話し。

gonyo.hatenablog.com

簡単に開封の儀

Youtuberやブロガーの大好きな開封の儀は基本的にやらないのだけど、珍しいものだけはやるという謎ルールの元で今回はやることに。

これまでGearBestで買った中では一番梱包がしっかりしている?(裏に伝票類がある)

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Xiaomiの文字はなくインテルのロゴだけ

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前回購入したタブレットはパッケージが凹んでいたが、これは二重梱包になっていて「パッケージも商品」という意気込みが感じられる

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化粧箱の感じはまさしく…

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初めて買うのにアンボックスの既視感…

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付属品もシンプルに充電器と取扱説明書のみ

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キーボードはもちろん英字キーボード

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キーバックライトもあるので暗い場所でもタイピングができる

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Windows10 家庭中文版から日本語版Windows10へ

届いた状態では【Windows10 家庭中文版】がインストールされていて、単純に『言語が中国語』と言うだけではなく、一般的なWindows10に含まれない特有の管理機能(お国の事情による)が追加されたバージョンである。

gigazine.net

日本語化の手順はいくつもの解説サイトがあるのでそちらを参照いただくとして、ここではあくまでも自分のやった手順を。

  1. 初期状態のまま初期設定を済ませ(中国語だが画面の雰囲気でなんとなくわかる)、インターネット経由でライセンス認証を通し、Windows Product Key Viewerで念のためプロダクトキーを控えておく
  2. 上記の作業と並行して別のパソコンからマイクロソフト公式のWindows10インストールメディア作成ツールを使ってUSBメモリに中国語版のWindows10 Home(Windows10 Home China)のインストール環境を作成
  3. 1でプロダクトキーを控えたら一度シャットダウンをして2で作成したUSBメモリを挿してから電源オンと同時にFn+F2でBIOSを起動してブート順序をSSDUSBメモリからUSB→SSDに切り替える
  4. Windows10 Home Chinaのインストール画面が出てきたら、そのままインストールの手順を進めてディスクはリカバリ領域を残して(消してもいいが一応残した)削除してセットアップ
  5. Windows10 Home Chinaが起動したら再びライセンス認証を通し、先ほど作成するのに使ったUSBメモリを今度はWindows10 Home 日本語版のインストール環境へと作り直す
  6. Home Chainaでライセンス認証が通ったのを確認したら、再びシャットダウンしてWindows10 Home 日本語版のインストール環境が入ったUSBメモリを挿してBIOSから再びUSBメモリを優先して読み込むように変更してセットアップ
  7. セットアップ完了後、再びシステムからライセンス認証を確認するとWindows10 Home 日本語版でもライセンスが通っていることを確認

そんなわけで、上記作業ではトータル約2時間が掛かって言語パックを入れるより手間は増えたが、完全な日本語版のWindows10が使えるので個人的にこの手間はかける価値はあったな、と。

 

使用感について

手元に届いてから1週間足らずだが使ってみた感想。

基本性能

CPUにIntel Skylake世代のCore m3-6Y30、RAMはLPDDR3 1866MHz 4GBなので予想していた通り日常使いには問題ないレベルなので、もっさりとかカクカク感はなく快適に使用できている。

そして、M.2接続の128GB SSDがとても高速で再起動してもあっという間に立ち上がってくる(買ったばかりでほとんど手を加えてないから?)。SSDは換装や追加ができるがOSのセットアップやパッチ・ドライバ適用後でも100GB近く空いているのでNASにデータを保管している自分には不要かな、と。

ただ、これにLightroomを入れて使うかというとそれは多分なくて、あくまでもモバイルノートとしてブログを書いたり、ブラウジングするくらいがちょうどいいかなと。

 

液晶ディスプレイ

12.5インチのフルHDなので高精細。スケーリングは100%でブラジングはさすがに小さく感じるので、個人的には推奨となっている125%で使っている。

グレア液晶なので少なからず映り込みはするものの、あまり気にならない(コーティングされてる?)。ただ、ベゼルの下部が広いので一般的な12.5インチのパソコンより大きいのかもしれない。

キーボード

キーボードはキーの押し込みは浅くも深くもなくてタイピングは快適。

英字キーボードなので英字とかなの切り替え(Alt+`やCaps lock+Shift)や記号の入力には多少の慣れは必要だけど(特にパスワードに記号を使っていると何度もエラーになって気付くとか)、この記事はNotebook Air 12.5で書いているがそれほど迷うことはなかった。

右上の電源キーの評判はあまり良くないようだが、MacBook AirMacBook Proを使っていると押し間違えることは今のところ一度もない。それでも万が一のことがあると嫌なので、電源キーはWindowsのコントロールパネルの電源オプションから無効化してある(その代わり、ディスプレイを閉じるとスリープに入るようにした)。

唯一、「うーん」と思ったのはファンクションキーの挙動で、デフォルトがボリュームや画面の輝度の上下、エアープレーンモードだったりして、全角カナや半角英字を押す時に思っていたのと違う挙動をするのに驚くことがしばしば。

サウンド(内蔵スピーカー)

内蔵スピーカーはオーストリアの音響機器メーカーAKGが監修していてこだわりをアピールしているが、日常的にパソコンから直で音を出すことはないので比較することは難しいが、「良いか?」と聞かれれば「まぁまぁかな」とも思うけど、Bluetoothスピーカーがあれば間違いなくそっちを使うレベル。

サイズ感

12.5インチにしてはベゼルが少し広い分だけわずかに大きく感じられるが、重量に関してはたったの1.07kgだけあってとても軽くて、これまで帰省時は荷物の兼ね合いからノートブックではなくタブレットにしていたけど、これならノートブックでも良い気がしている。

 

最後に

USB type-Cのコネクタの横にLEDがあって、充電中はオレンジで充電が完了するとグリーンに光る。これはMacBookや2016年に発売されたMacBook Proで廃止になる以前のMagSafe 2のようにパソコンを立ち上げなくても充電の完了がひと目で分かるのは便利。

2回に渡って記事にした『Xiaomi Mi Notebook Air 12.5』だが、「これは間違いなく買って正解だった」と言える。

MacBookの半値から1/3でほぼ同じ用途として使えるだけの性能があるだけではなく、中華ノートブックと言えども作りはしっかりしていて、国内メーカーでもこのクオリティを出せるところは限られているんじゃないかな、と。

スマホタブレットもそうだけど、Xiaomiが本格的に日本進出してくると国内メーカーはこの分野では更に厳しくなる気がする。