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【作例】Xiaomi Mi Note 10は街角スナップや料理フォトに最適なスマホ!

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Xiaomi Mi Note 10が届いてから約2週間が経ち、ようやくMi Note 10で撮影した作例として公開するのに十分な枚数になった。

ちなみに画像はすべてGoogleフォトから貼り付けているので108MPの画像も16MPに圧縮されてしまっている点は予めご了承を。

gonyo.hatenablog.com

新宿と品川で高倍率ズームを試す

iPhone 11 ProやGalaxy S10などの3眼カメラでは0.6x 超広角/1x 標準(広角)/2x 望遠の3つが一般的だが、Mi Note 10の5眼カメラはマクロカメラを除いた4つのカメラで0.6x 超広角/1x 広角/2x 望遠/5x 中望遠の光学ズームに対応する。

新宿中央公園(西新宿)

新宿駅西口から歩いて東京都庁舎を過ぎた先にある新宿中央公園からコクーンタワーを中心に撮影した。

1xでは右側の東京都庁舎がほとんど入っておらず、コクーンタワーは小さく写真としては主題のわかりづらいものになっている。

0.6xにすると東京都庁舎のてっぺんまで入った。

2xではコクーンタワーが主題に。

光学ズーム最大の5x。デジタルズームと違って荒くなることもなければ、35mm換算では125mm相当になるが手ブレ補正機構搭載で手ブレもなくスマホで撮ったように見えないのでは?

デジタルズーム20xでは荒さが出てきているがギリギリ許容範囲か。

デジタルズーム最大の50xはさすがに作品としては使えないがメモレベルで。

品川インターシティ(品川駅港南口)

品川駅港南口のインターシティとNBF品川タワーの間にある渡り廊下的な場所もまたズーム性能を見るのに良さげなポイント。

0.6x

1x

1xの108MP(1億800万画素)バージョンだがGoogleフォトで16MPに圧縮されるので…

 2xはAIカメラによって色味が変わった。

5x

50x

スライドをメモする

先日参加したキヤノン主催で航空写真家ルーク・オザワ氏のトークイベントで投影されているスライドをメモがてら残したいと思った。

1xは広すぎてピンチインが必要。

2xでもあと少し寄りたくなる。

偶然だがスライド1枚が5xでピッタリになって手ブレ補正のおかげで暗所でもブレることなく。

風景フォト

スナップ写真の定番とも言える風景。

Xiaomiのスマホコスパは良くてもカメラは正直イマイチだっただけに不安だった。

Google Pixel 3a

Apple iPhone XS Max

Xiaomi Mi Note 10

上の3つを見比べて明らかに違うのはMi Note 10が手前の紅葉をHDRでしっかり色が付いているところで、過度なHDRは人によって好き嫌いが分かれるが個人的には評価が高い。

この他にもこの3機種で撮り比べたが、あまり大きな画質の差はなかったので割愛。

ここからはコメントなしのスナップ撮影。

夜景には少し早い夕暮れ時のイルミネーション。

夜景モードを使わなくても低ノイズでWBは安定している。

料理フォト

風景以上に期待していたのが料理フォト。

スマホのカメラではWBが青っぽかったり露出が暗かったりしてオートで料理を美味しそうに撮れるスマホにはなかなか巡り会うことができずにRX100M3で撮ってRAW現像していたが、結論から言えばついに巡りあえた。

AIカメラが被写体を料理と判別するとピント位置以外はボケるようになっていて、狙い通りにピントが合えばいいがハズレると微妙になるので個人的には周辺ボケのオン・オフができると嬉しい。

チャーハンボケのスープピント。

寄ると自然なボケ感に。

生肉はオートで撮ると高確率で青っぽくなってしまうが、AIカメラがしっかりと表現していて色々と撮ってきた中で一番「すげぇ!」と感じた。

iPhone XS Maxとの比較

ここからはiPhone XS Maxとの撮り比べで上がMi Note 10で下がiPhone XS Max

Mi Note 10はピントが右下のガパオに行ってパッタイがブレかボケかがわかりづらいが暖色系で美味しそうに撮れており、対するiPhone XS Maxは皿の色を見るとわかりやすいが少し青っぽいが好みは分かれるかもしれない。

見比べて気付くレベルではあるが白米の色だとMi Note 10が一歩上。

やはり白米があると違いがわかりやすい。

マクロ

マクロはほとんど撮っていないが一応。

マクロも十分使えるがかなり寄らないといけないので影が入ることもしばしば…

総評

Mi Note 10の5つのカメラのうち、0.6xは作品としての写真が撮りやすい画角であり、スナップでの使い勝手はなかなか良かった。

また、今回すべてレタッチなしの撮って出しだが、全体的に好みの色づくりになっているのはスマホが被写体を判別して露出や彩度を補正するAIカメラの恩恵が大きく、これまでカメラがパッとしなかったXiaomiにしてはとても良くチューニングされている。

108MPの高画素カメラについては拡大してスゴさを見るのは楽しいが、128GBの内蔵ストレージとは言え1枚が約20MBにもなるサイズで撮り続けるメリットはそう多くないかなと思うが(撮ってからしばらくは操作できなくなることも含め)、1xではこの巨大なセンサーを効率的に使う仕組みとなっていて画質の向上に寄与している。

ただ、気になる点がないわけでもなくて一つはAFの遅さでタップして合焦まで今日日のスマホカメラにしてはワンテンポ遅く、SONY製のセンサーではないのが一因となっているのかもしれない。

また、たまにカメラを起動するとブラックアウトして「カメラが接続されておりません」のエラーが表示される。端末を再起動すると使えるようになるファームウェアアップデートでの早期改善を望む。

最後に

これまでスマホコンデジを上回ってきたと思うことは何度かあったものの光学ズームを備えるコンデジにはアドバンテージがあったが、Mi Note 10でコンデジでは珍しい0.6x、最大5xの光学ズームが搭載されて108MPの超高画素によりスマホは完全に低価格帯のコンデジを超えコンデジ高級機に挑むレベルになっている。

おまけ

Mi Note 10のは日本未発売でありながらもシャッター音を無音化する設定がメニューになかったが、地域設定を日本以外のアメリカなどにすれば同設定が表示され無音化することができた。

つまりこれは、日本上陸の対象機種の可能性が一段と高まったとも言える!?