Apple Watchを見てきた感想
Apple Store銀座店に行ってきた
「買おうが買うまいが、とりあえず新製品は現物チェックをしなければならない」謎の使命感によって、今日の昼過ぎに銀座のApple Storeに行ってきた。
今回の目的は言うまでもなく、昨日から試着と予約を受付開始したApple Watch、そして同じく昨日から(オンラインでのみ)発売を開始したMac Book(こっちは明日のネタ)。
Apple Watchは想像以上にディスプレイのレベルが高かった
Apple Watchに対する基本的な思いは昨日の記事と変わらなかった。
ただ、現物を見てきてやはり百聞は一見に如かずで、気が付いたこともあるのでそれをつらつらと。
デザインがAppleらしくない
ネットで何度も見ていたが、今日初めて現物を見て思ったのが「やっぱり、いまどきのスマートウォッチと変わらないなぁ」だった。このサイズではデザインに自由度が少ないのはわかるが、それでもAppleなら見ればどこかインパクトのあるものになってるかもしれないと心のどこかで思っていた。
横に付いているダイヤル(デジタルクラウン)こそはスマートウォッチとして見れば新鮮味があれども、腕時計として見れば竜頭は昔からある。このダイヤルは竜頭の機能の置き換えをイメージしているのだと思うけど、ここで腕時計に寄せてしまったのがインパクトを弱くしているのかもしれない。
ヌルヌルでディスプレイはいい感じ
今世の中に出ている全てのスマートウォッチを知ってるわけではないが、ディスプレイの見やすさ(視認性のよさ)と高精細さ、アニメーションのヌルヌルさはさすがAppleだと思った。iPhone4のRetinaディスプレイを初めてみた時の感動がそこにあった。
でも、やっぱり訴えかけてくるものがない
iPhone向けとしてのスマートウォッチはこれが初めてなので、iPhoneユーザが初めてスマートウォッチを使うのであれば「スマートウォッチとはどんなものか」を経験するには十分過ぎるデバイスだと思う。
しかし、これがAndroidであると既成品が幾つもあって、各社が切磋琢磨しているなかでのApple Watchには物足りなさを感じずにはいられない。特にAndroidのスマートウォッチは万能型もあれば、特化型もあるので余計にApple Watchのインパクト?魅力?が薄まっているのかもしれない。
将来性はあるが、できないこともある
この性能であれば今後のアップデート次第では、化ける可能性も決して低くはない。ただ、バッテリーが同じように使用しても倍以上持つようになったり、新たな入力インターフェースが増えることはないだろう。
昨日も書いたけれど、所詮はスマホより更に小さい画面で操作する制約がある以上、「結果的にスマホを取り出して操作した方が早い」ケースは往々にある。音声入力や音声操作が日進月歩で進化しているとはいえ、やはりまだまだタイムラグが生じてしまう。
故にAndroidのスマートウォッチも含めた難しさに行き当たるのだが、「これを使うことでいかに生活を変化するのか」を明確に示すことができなければ、あくまでもガジェット好きのおもちゃで終わってしまう可能性は高い。
最後に
Apple Watch 1G(第1世代)としていくつか問題があるものの、決して悪いデバイスではない。ただただ、「できることを詰め込んでみました」感と「あとはサードパーティアプリが考えてくれます」な感じはAppleらしくない。
気が早いかもしれないが、Apple Watch 2G(第2世代)に期待している。