ハワイやアメリカ本土でのプリペイドSIMにはMOST SIMがオススメ!使い方や申込方法も解説
ここ数年の海外旅行におけるプリペイドSIMでの現地インターネットへの接続手段としてアジア・東南アジア圏において個人的にオススメしているのがタイAIS(SIM2Fly、TRAVELLER)のプリペイドSIM。しかし、中国やマカオ、ベトナムなど一部対象外となる国があるのでその場合は中国聯通香港のプリペイドSIM。
この2社のプリペイドSIMはアマゾンや楽天でリーズナブルな価格で購入することができて現地に着いたらすぐにインターネットへ接続できる。
ハワイやアメリカ本土でコスパの良いプリペイドSIMが登場
日本政府観光局が公表している「月別・年別統計データ(訪日外国人・出国日本人)−出国日本人数の動向」の2016年の統計データにおいて、日本人が1年間で多く訪れる国のトップ5が以下だった(千人の単位で四捨五入)。
- 米国 約358万人
- 中国 約259万人
- 韓国 約230万人
- 台湾 約190万人
- タイ 約144万人
米国が2位の中国に対して100万人近い差をつけて離していて、日本人が最も訪れるハワイ州単独では149万人と台湾とタイの間にランクインする。
そんな日本人が一番多く訪れるアメリカではあるが3年前のLA(ロサンゼルス)旅行ではコスパの良いプリペイドSIMがまだなくて海外Wi-Fiを借りて行ったが6日間で約8500円と結構な金額だった。
海外Wi-Fiの半値以下で利用できる
今月始めのハワイ旅行では両親と妹を引率したが、現地で別行動をする予定もあったので妹から「自分用に現地で通信できる機器が欲しい」と言われて「アメリカはいいプリペイドSIMがなかった気がするけど…」と思いながらもアマゾンで探すと、たった3年だが時代は変わっていて『MOST SIM』というコスパの良いプリペイドSIMが誕生していた。
ちなみに、以前記事にしたクラウドSIMのGlocalMe G3アメリカプランはやや割高であったし、相手が無制限使い放題では勝負にならなかった。
MOST SIMでは契約期間中は容量制限無しでデータ通信ができる5日間のプランだと約2500円、6日間・大容量通信・成田空港発着・補償パックを条件に改めて海外Wi-Fiをシミュレーションしたが6,000円弱でプリペイドSIMは海外Wi-Fiの半値以下で利用できる。
渡航前の開通手続き(アクティベーション)
多くのプリペイドSIMでは現地に着いてAPN設定をすればすぐにインターネットがつながるようになるが、このMOST SIMは渡航前(推奨は3日以上前)に開通手続き(アクティベーション)をしなければならないひと手間があるが、パッケージは日本語で詳細な手順や注意事項が記載されているので安心。
また、iPhoneやiPad、GlocalMe G3、一部AndroidではSIMトレイの取り出しにピンが必要となるが、小さく薄いので「端末購入時にあったはずが今はどこにいったのやら…」や現地に着いてから「ピンを忘れた…」と気付くことも少なくはないのでこのパッケージにはピンが添付されている。
事前の開通手順についてはあえてここで書かなくても日本語だし入力事項も必要最低限のレベルだが一応…
https://open.mostsim.com にアクセスしてSIMカードの台紙に記載されている「SIM番号(Serial No.)」「パスワード(Password)」を入力する。
SIM番号から購入プランが導き出される。
アクティベーション情報として「(使用する予定の端末の)IMEI」「ご希望の開通日」「滞在期間(日)」、連絡先として「お名前」「お電話番号」「PCメール」「アマゾン注文番号」(入れなくても通った)を入力する。
入力情報の確認画面にて最終確認をする。
申込み完了。
開通完了メールは前日に受信
申込み後すぐにメールで申込完了の連絡が届き、その翌々日に手続き完了の連絡が届いた。
- 11/30 12時半頃に開通の手続き
- 12/1 17時半頃に手続き完了
手続き完了の連絡が来れば、あとは現地に行ってSIMカードを挿したスマホのフライトモードを解除すれば現地の回線に接続される(ダメならパッケージに記載のAPNを設定)。
ハワイで5日間使用してみて
ハワイで5日間使用してみての感想。
T-Mobileだとたまに電波が届かない・届きにくい場所がある
MOST SIMではT-MobileとAT&Tの2キャリアが選択できるが、今回は現地での滞在が5日間だったのとGlocalMe G3もあったので一番安い5日間でT-Mobileデータ通信無制限の約2,500円のパッケージを購入した。
ワイキキ・ビーチやホテルなど見晴らしのいい場所や主要道路では問題なくつながっていたように感じたが、つながりづらかったのは地下にあるお店、空港で入国審査手前の待機場所、そして意外にもアラモアナ・ショッピング・センターのフードコートでもほとんどつながらなかったのには困った。
これについてはMOST SIM社のサイトにて2キャリアの選ぶヒントとしてAT&Tのおすすめの渡航先にハワイが入っていることから、逆説的にハワイでのT-Mobileはあまり推奨していないとも読み取れる。
スマホだけでなくWi-Fiルータでも使用可能
パッケージには【スマートフォンのみで使用できます】との記載があるが、開通当初においてはiPhoneに入れていたが途中からGlocalMe G3のWi-Fi(モバイル)ルータに挿し替えて使用したが、特に不都合はなく使用できた(とはいえ、オフィシャルにはNGとなっているので自己責任で)。
また、アクティベーションの時にIMEIを入力しているが、違う端末で利用する際に変更しなかったが問題なくつながった。
回線速度は遅いと気にならないレベル
回線速度は特別「遅くてイライラする」なんてことはなく、海外プリペイドSIMとしてはまぁこんなもんかなという感じであった。
データ通信が無制限のプランだがベンチマークテストは頻繁に実行せず3回だけ実行したがそこそこムラがあったが、体感的にはブラウジングやマップ、SNSの使用においては問題ないレベルだった。
謎の着信やSMSはなかった
MOST SIMのプリペイドSIMは電話番号が割り当てられてSMSの受信だけでなくアメリカ国内での通話もできる。
ただ、電話番号は短い間隔で再利用されているので割り当てられた番号によっては頻繁にSMSが届いたり、着信があったりするとのことだったが、スマホで使っていた期間は5日中最初の1~2日と短かったのもあってか一度もなかった。
最後に
ここ数年で海外旅行者向けのネット接続手段の整備が一気に進んだように感じる。
プリペイドSIMは今や現地空港で自販機に入れて売られていたり、クラウドSIMのようにSIMを買わずに契約すれば使えるもの、また最近ではキャリアの海外パケットオプションサービスもかなり安くなっていて、ドコモやauは980円~/日、ソフトバンクにいたってはアメリカ放題でアメリカ本土だけでなくハワイも追加料金ゼロとかなりお得に利用できるようになっている。
そんな中でもう一つ先日のハワイ旅行では試したものがあるが、それはまた次回。